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2013.10.17 「宮古高等技術専門校」の新しい表札看板が出来ました

 当校玄関の表札看板が長年の風雪を経て色褪せてきたことから、指導員の先生方が手作りで新しい看板を製作しました。


 この新しい看板は、金属の文字板については機械加工のベテランである伊東繁雄先生が自らの筆で新たに製作し、文字板を載せるフレーム板については、自動車システム科の伊東善久先生(自動車整備士)が元のフレーム板に塗装をし直したものです。
 新しい看板は、当校指導陣の技術力の結晶でもあり、一つの芸術作品とも言えます。
 この看板の特徴や、製作に際し苦労した点などについて、指導員の御二人に聞きました。
■文字板を製作した伊東繁雄先生(金型技術科)の話
『表札看板の文字板製作については、現在は文字のガス切り抜きはアイトレーサーという機械があってこれを使用すると簡単に切り抜くことが出来、しかも、仕上げが楽ですが、本校にはこのような機械がないので全部手仕上げ製作をしました。
 製作手順は、最初にフレームの寸法を測定し、文字割出しをして文字の大きさを決定しました。それを半紙に1文字ずつ書き、フレームの上に乗せ文字のバランスを確認しました。次にその文字をコピーしてケント紙に貼り付け、文字をカッターで切り抜き、厚さ3.2㎜の鉄板に貼り石筆で文字の輪郭、切り取り線を罫書き、ガス切断をして文字を切り抜きました。
 ここまでの困難さは、画数の多い文字は切断の際に空間部分が溶けて溶着するためその部分の加工が苦労しました。切り抜いた鉄板文字は、やすりで手仕上げをしました。この仕上げでは、文字画数の多い字は、空白部分の小さい部分に組やすりが入らない部分があり、この部分の仕上げに苦労しました。
 次に鉄板文字を磨き、トビノ棒を使い溶接するように鉄板の表面に付着させて、表面に溶けて浮き上がったガラス状のフラックスが表面に出るため、それを光沢が出るまでカップワイヤーで磨き、その後、防錆のためクリヤーラッカーを重ね塗りしました。
 全体的な苦労と言えば、文字のくり抜きとやすりの手仕上げが(やすりが入らない部分)大変でした。』
■フレーム板を塗装した伊東義久先生(自動車システム科)の話
『私は過去に自動車板金塗装(塗装工)の経験がありましたので、特別苦労した点や工夫した点はとくにありませんが、専門校の表札看板ということでややプレッシャーを感じながら製作させていただきました。
 簡単に工程を説明しますと、
 ①表面研磨
 ②パテ処理(1回)
 ③プライマ・サフェーサ(4回)
 ④カラー・ベース(1液・ブラック・メタリック・4回)
 ⑤トップコート・クリヤ(2液・3回)
 ⑥磨き 
といったところです。
 限られた材料、機材、設備、空いた時間を利用しての製作のため多少時間がかかりましたが、余裕があればまだまだ上のレベルを狙うことは可能です。
 この先どのくらいの年月を共にするのかわかりませんが、一日でも長く存在してほしいと思います。』

 ピカピカの表札看板、何度観ても惚れ惚れします。芸術品です。